自営業の方や経営者の方をはじめ、業務として営業をされている方にとって、
知り合った方と名刺を交換・整理した後、その名刺を適切に管理し正確に把握している方はそこまで多くないかもしれません。
そこで便利なのが名刺管理ツールです。
こちらの記事では名刺管理ツールの簡単な使い方と導入するメリット、代表的な名刺管理ツールを3つご紹介します。
名刺管理ツールの主な使い方
名刺管理ツールは主にスマホのカメラで写真を撮る事でデータを読み取り、データベースに登録していきます。
OCRというテキストを読み取る機能を使うケースがほとんどですが、名刺そのものを画像データとして取り込むものもあるため、
OCR機能が付いているツールを選択する事をお勧めします。
名刺管理ツールを導入するメリット
名刺管理ツールを使う事で名刺データを効率的に管理出来るだけでなく、登録済みの名刺を瞬時に検索する事が出来ます。
また、名刺単位で取引の情報を記録できるツールを導入する事が出来れば、
取引毎の進捗の確認や、万が一トラブル等が発生した場合もデータの引継ぎや情報共有を効率的に行えます。
代表的な名刺管理ツール3選
Eight
URL: https://materials.8card.net/eight-team/
料金: 12,000円(最大10人、11人からアカウント毎に費用発生)
人脈の共有という観点から、チームでの名刺の情報共有をする事を主な売りにしているツールです。
チームでの利用を主眼に置いている事もあり、チーム間で共通の人脈がある場合はそれが可視化され、関連する人を知る事も出来るようになります。
また、データの取り込み方もスマホでの取り込みまたはスキャナーでのスキャンといったように簡単で、Hubspotとの連携やExcelへの入出力も可能です。
料金も1チーム10人までは12,000円で利用可能といったように、導入コストも比較的低くなっています。
SmartVisca
料金: 13,000円/1ID毎に費用発生
大手CRM/SFA/MAツール等を提供するSalesforceが提供する名刺管理ツールです。
紙の名刺の取り込みはもちろん、同じくSmartViscaを利用している方とはQRコードを介してデジタルの名刺を交換する事が出来ます。
Salesforceとの連携は勿論、Slack等のチャットツールを経由して相手方に連絡をしたり、WEB電話帳という形で一覧形式で連絡先を一覧することが出来ます。
Wantedly People
URL: https://people.wantedly.com/
料金: 無料
求人を募集する企業とやりがいや環境面で求職者のマッチングを促進させるサービスを提供しているWantedlyの名刺管理アプリです。
Wantedly自体が企業情報を登録して交流するためのツールなので、それに名刺管理機能が追加されているといったようなアプリになります。
なんといっても無料で使えるという点が魅力で、さらにWantedlyのサービスにデータが共有されるので、より開かれて個人に焦点があてられています。
会社の就業規則や契約内容によっては名刺の持ち出しを禁止され、会社に還元する事を規則にされている場合は利用が難しいですが、
ベンチャーや小規模の企業、個人事業主など個人の裁量が多く上記のような制限がされていない企業の場合は蓄積した人脈を長期的な資産にする事が出来ます。
まとめ
名刺管理ツールのなかでも、
・チームとして名刺を管理する事
・連絡/コミュニケーション速度を向上し、営業活動を活発化させる事
・個人としての人脈をオープンに広げる事
など、目的や企業のスタンスに合わせたツールの選定が必要です。
また、主要になる取引先がどういったツールを使っているかを意識する事で、より円滑な営業活動に邁進出来るようになるでしょう。
今回紹介したツール以外にも様々なサービスが提供されているので、より相性の良いツールを選んでみるといいかもしれません。