CRM (Customer Relationship Management) は、顧客とサービスの関係性を管理するためのシステムや方法の総称で、顧客データを収集・分析して、顧客ニーズを把握する事が出来ます。
顧客にとってより良いサービスを提供するため、マーケティング、セールス、カスタマーサポートのタスクを一元的に管理するソフトウェアも存在します。
この記事ではCRMが何を出来るのかを項目に分けて解説します。
CRMで出来る事とは?
1.顧客管理
お客様がどういった人で、どういったコミュニケーションを取ったのかを把握出来なければ、
顧客に対して同じ時間や負担をかけてしまいかねませんし、効率が悪いため事業者側の生産性も上がりません。
CRMは、どのユーザーが何歳で、いつどういったコミュニケーションを取ったのか、などの履歴をはじめとした顧客情報を収集・分析することで、
顧客対応をはじめとした、利用状況の把握、課金傾向やニーズの把したうえでの対応が出来るので、効率的な顧客対応が可能になります。
2.商品管理
顧客管理と並んで利用されるのが商品管理です。
いつどの商品がどれだけ販売出来たのかという履歴などを管理する事が出来ますが、
顧客情報と合わせて商品の購入履歴が一元管理できる事で、どのユーザーが何をどれだけ購入しているのかの確認を取る事が出来ます。
また、BIツール等を合わせて導入する事で、商品の購入数やリピート率等の購買情報の推移をグラフ等で確認する事も出来ます。
3.リードナーチャリング
CRMでは獲得された顧客リストに対して、基点に応じてメールマガジンやステップメールを配信する事が出来ます。
一度商品を購入された顧客に対して新しく商品を販売する際、見込み客に対してその商品の魅力を伝えて継続的な購入を促すことで、生涯顧客単価(LTV)を上げる事が出来ます。
代表的なCRM3選
Kintone
Kintoneは国産のCRMでチュートリアルも充実しているので、CRMを初めて使う方でも安心して使う事が出来ます。
また、多くのプラグインやAPIなど、100種類以上の連携サービスがあるだけでなく、
業務毎に合わせたテンプレートが複数用意されあるのも魅力です。
価格:780円/月/ユーザ~
公式URL: https://kintone.cybozu.co.jp/
Sales cloud
Sales cloudはCRMの基本的な機能だけでなく、Sales Force Automation(セールスフォースオートメーション)としての機能として、
営業日報の作成、ToDo管理、タスクの振り分け、見積書の作成や契約書の作成、売上予測の可視化などなど、営業活動を支援する機能までを一元的に利用する事が可能です。
営業活動の業務をメインで行っている企業はこちらのSales cloudを利用する事で生産性の向上を望むことが出来ます。
価格:3,000円~36,000円/月/ユーザー
公式URL: https://www.salesforce.com/jp/products/sales-cloud/overview/
Zoho CRM
Zoho CRMは顧客データをはじめとした様々な営業活動を集約しながら自動で整理出来、それらの活動情報をグラフ等で瞬時に可視化することができます。
また、Salescloudと同様にSFAの機能も利用出来るため、複数のファイルや媒体の記入作業を一元化することで事務作業等の簡略化などのコスト削減にも繋げられます。
また、その他の幅広い業務に対応するための複数の機能を安価に利用できるので、それぞれの機能を組み合わせて膨大な量の業務を効率化することが出来ます。
価格:1640円~/月
公式URL: https://www.zoho.com/jp/crm/
まとめ
CRMはDX化を進めるにあたって最初に導入する事になるシステムになるはずです。
導入する際はそのシステムが何が出来て、どういった作業を簡略化したいのか、また今後どういった展開が想定できるのかを踏まえて導入する事で、
よりよい効果を望むことが出来ます。
導入時のコストはどうしても必要ですが、導入する事で生産性は大きく向上を見込めますし、導入のメリットは間違いなく大きいでしょう。
導入に関してご不安な方はお気軽にお問合せからご連絡くださいませ。